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自分の知識が役に立った
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父親や母親が年々歳をとっていくのを見て、何か勉強がしたいと考えていた。
介護や福祉について、いろいろ知りたいなと思っていたから、でも、せっかく勉強するならと思って、資格を取ってみることにした。
その資格は「住環境福祉コーディネーター」というモノだった。
自分の今後に役立つかも知れないし、何より、今知りたいことばかりだったので、勉強はスムーズに進んでいった。
まずはテキストを購入して、通信教育を始めた。
仕事の合間だったが、ちょうど仕事が忙しくなかった時期にも当たっていて、通信教育終了とともに、試験を受けたら、なんと合格してしまった。
この資格をとって自慢できることと言えば、最近足が弱くなってきた父親にアドバイスできたこと。
家の中の手すりの位置や杖なんかも相談に乗ってあげられたことだ。
何より自分の父親に関わることで、相談に乗ってあげられるというのは、言葉にできないくらいうれしかった。
実家に取り付けたばかりの手すりを見て、ご近所の方に、相談されたこともあった。
母親から連絡があって、近所のお年寄りから相談に乗ってもらえないかと言われた。
母親もちょっとはうれしかったのかも知れない。
こういうお年寄りたちとコミュニケーションをとることで、分かってくることがある。歳をとると言うこと。身体がきかなくなってくる不安感。
自分もこれから進む道だ。そう思って、いろいろ親身にアドバイスやらをさせていただいた。
施工業者を決めたり、商品を選んだりした。実家のそばのホームセンターに買い物にもついて行ってあげたりしたわけだ。
そのご近所の方は、自分が福祉関係の仕事をしていると勘違いされたらしい。
母親から、笑って一報が入った。
今度はちゃんと会社の名刺を持って帰省することになった。
その時考えた。せっかく取った資格を生かして、2足のわらじを履いてみるのも悪くないと思っている。
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